リザレヒレカグヤ【環境メタサイクル】
SDテキスト:https://pokepast.es/e0c3b29283b88ced
QR:https://3ds-sp.pokemon-gl.com/rentalteam/usum/BT-2373-4665
SDとQRで構築を試す人へ
滅びゲンガーを使用したサイクル構築は、相手に見えにくい勝ち筋を作る事が出来ますが、その分使っている側も立ち回りが難しいので、滅びゲンガーについて詳しく書いてあるひよぺんさんのブログを熟読する事をオススメします。
この記事は、構築経緯と調整意図のみとなります。
構築経緯は重要ですので細かく書きました、長いですが良ければ最後までご覧ください。
選出・立ち回り・使用感などは、実際に使用していたひよぺんさん(@imaginepoke)が書いてくれたので、こちらをご覧ください。
#構築経緯
7世代終盤のS15にもなると環境が定まっており、強い並びがある程度決まっていて、強い並びを使うと、メタられていたり、立ち回りがバレていて、どうしても選出・立ち回りで択になり、安定して勝つことが難しいと感じました。
安定して勝つにはどうしたらいいのかと考えたところ、その強い並びをメタる構築を作れば勝てるのでは、と思い環境メタと相手に見えにくい勝ち筋を作る事をコンセプトに構築を組んでみました。
7世代を代表する強い並びはカバマンダガルドですので、まずはをメタる事を中心に構築を作ることにしました。
カバマンダガルドを使っている時に+地面を相手にした際に、立ち回りがきついと感じました。実際にカバマンダガルドを使っている強い人達も、きついと言っていました。
また、最近流行りの襷+メガ+Zミミッキュ(ゲコミミやミミガッサなど)の対面構築を使っていた時に、鬼羽に詰まされる事が多いと感じました。
そこで、相性補完も取れている鬼羽+が環境に刺さっているのではないかと思い、この3体を軸としました。
残りの3体ですが、
まずは、サイクルできつい舞ったリザ,ガモス,ギャラ,バンギなどのストッパーにもなれて、電気・地面の一貫も切れ、威嚇でサイクル補助・蜻蛉で対面操作ができる地面枠として、陽気を採用しました。
次に、この4体ではサイクルを崩す駒がいないので、5体目に崩し枠を採用します。
上位の構築記事を見ていた時に、最近の受け構築は追い討ち枠が入っているモノが少ないと感じ、追い討ち枠が居なければ特性影踏みにより受け構築に滅法強く、構築単位できついオニゴーリや身代わり持ちのポケモン(スイクン,テッカグヤ,グライオン,デンジュモクなど)も相手をする事が出来る滅び道連れを採用しました。実際に上位の受け構築はやの並びが多く、これらの受け構築には高い勝率を維持する事が出来ました。しかしや()も一定数居て、やはり追い打ち枠が居る受け構築はきつかったです。
さらに滅びゲンガーは、誤魔化し性能が高く、構築を作る時のコンセプトにもある相手に見えにくい勝ち筋を作る事も出来ました。
残りの1体は補完枠になるのですが、まずは5体の型を大まかに決め、6体目はきついと思ったポケモンに対して強い駒を入れました。
の技は、鬼羽は確定で、上から鬼火を打てるようになったり、削った後の抜きエースにもなれる点で、ニトチャを採用しました。ラストの技は、レヒレ,アシレ,マリルリなどが入っている構築にも出せるように雷Pを採用しました。最初の方はドラクロを採用していましたが、レヒレ入りにリザが選出できず、立ち回りが窮屈になっていたので雷Pに変えました。雷Pにした弊害として、ヒトム,ボルトなどの電気が重くなりました。
の型は、複数回受け出す事が多いと思ったので持ちの宿り木守る型にして、ウェポンはテテフ,ミミッキュに対して遂行速度が早くなるヘビボンと、ナット,ガルド,ルカリオ,クチート,グロスなどに強くなる放射としました。
の型は、ゲンガーだけでは崩しが乏しいと感じた為、瞑想めざ炎水Z型としました。めざ炎を所持する事により、ナットドラン,雨ラグナット,バシャナットなどに強くなります。
の技は、地震,蜻蛉は確定で、ストッパーという役割を持たせているので岩技は岩封を採用しました。ラストの技は、+1最速メガバンギ・+2準速バンギ・メガミミロップを上から1発で処理出来る馬鹿力にしました。最初の方は、宿り木と相性が良いステロを採用していましたが、打つ隙がなかったので馬鹿力に変えました。
は、臆病HS滅びゲンガーのテンプレ型です。
ここまでで、まず重いと感じたのは竜舞です。
竜舞ボーマンダに対して後出しで勝てるポケモンは限られていて、マンダ軸に対してはカバなどを絡めたサイクル戦になるので、ステロが痛くない且つ再生技を持っているポケモンが6体目に適していると感じ、ボーマンダ以外にも様々なポケモンに打ち合える、恩返し冷凍ビームイカサマ自己再生のアナライズHBを採用しました。アナライズで恩返しを所持する事によって、特殊アタッカーのコケコ・レヒレ・テテフに対しても打ち合う事が出来ます。
※QRで使うときは、レヒレへの打点になり、運勝ちも狙える放電を使っていました。
#調整意図
性格:陽気
配分:H185(252)-A150-B131-C121-D118(100)-S154(156)
H:最大奇数
A:晴れニトロチャージと雷パンチでB4振メガリザードンYを確定、雷パンチでH252振カプ・レヒレを乱数76.2%で2発。
B:A182(ガブリアス,マンムー)の一致地震を87.5%耐え
D:補正無C252ゲッコウガのハイドロカノンZと水手裏剣を大体耐える
S:準速101族抜き
◎準速100族,準速ミミッキュ,テンプレ意地メガメタグロス、ニトロチャージ後に最速フェローチェ,最速メガフーディン,スカーフ持ち準速100族周辺を抜ける最低限のSを確保し、メガリザードンYや電気に後出しする為、HDに厚く振りました。
性格:陽気
配分:H175(84)-A188(180)-B110-C99-D100-S156(244)
H:16n-1
A:地震でB4振ガブリアスを確定2発、岩石封じでH252振ヒートロトムを確定2発。
B:A特化ミミッキュのぽかぼかフレンドタイムを81.2%耐え
S:最速ビビヨン抜き、最速霊獣ランドロス抜かれ(スカーフ霊獣ランドロスミラーでスカーフ判定や後々蜻蛉をする為)
◎最速ポリゴンZが減ったのでSを落とし、最低限のAを確保して、テッカグヤを出さなくてもカプ・テテフに対面で勝てるように、耐久に振りました。
性格:控えめ
配分:H175(236)-A72-B135-C161(252)-D150-S108(20)
H:16n-1
B:ステロ込みA特化メガボーマンダの捨て身タックルを確定耐え、補正無A252ゲッコウガのダストシュートを93.7%耐え、補正無A252霊獣ランドロスの地震Zを93.7%耐え
D:補正無C252メガゲンガーのヘドロ爆弾を87.5%耐え、補正無C252カプ・コケコのEF10万ボルトを93.7%耐え
S:4振ヒートロトム抜き
◎宿り木や威嚇などを撒きながらサイクルをする事も想定して、Sには振らずにHに振りました。
性格:生意気
配分:H203(244)-A121-B138(116)-C127-D154(148)-S72
H:最大奇数
A:ヘビーボンバーで165-103メガゲンガーを乱数96.5%で2発。
B:A特化ミミッキュの+2シャドクロZを75%耐え、A特化パルシェンの+2つららばり5回を確定耐え
C:火炎放射でD4振-1(インファイト後の)メガルカリオを乱数93.8%で1発・157-116メガクチートを乱数89.1%で2発・171-130メガメタグロスを確定2発。
D:11n、C特化ギルガルドのシャドーボールZ(130〜154)とシャドーボール(66〜78)を食べ残し回復1回で57.92%耐え[食べ残し回復2回(受け出した後1回守る)で98.34%耐え]、補正無C252ゲッコウガの激流ハイドロカノンZ(169〜201)を確定耐え
S:12振メガクチート抜き
◎ミミッキュの+2シャドクロZを耐える最低限のBを確保して、構築単位で重いカプ・レヒレ,ゲッコウガなどの水タイプを相手に出来るようにHDに厚く振りました。
◎努力値がカツカツで、60族周辺のSはチキンレースなのでSに下降補正をかけて、その分は火炎放射の威力を上げています。
性格:臆病
配分:H165(236)-A63-B100-C190-D118(20)-S200(252)
H:3(2n+1)
B:A特化ミミッキュの+2影打ちを93.7%耐え、一致イカサマを96.1%で2耐え
D:C4振メガゲンガーのシャドーボールを75%耐え、C特化カプ・レヒレのハイドロポンプZを81.2%耐え、補正無C252ゲッコウガのハイドロカノンZを62.5%耐え
S:最速
◎滅びゲンガーの調整案 - じゃんけん大会の配分を使用しました。
性格:呑気
配分:H191(244)-A100-B154(236)-C125-D119(28)-S72
H:16n-1
A:+2イカサマでA特化H4振ミミッキュを確定1発、+2イカサマで剣舞カミツルギが大体落ちる、イカサマがB4振メガゲンガーに(73〜86)、恩返しで149-106カプ・コケコを乱数90.2%で2発。
B:11nかつ偶数[輝石補正による切り捨てが無い]
C:冷凍ビームで201-112メガボーマンダを確定1発。
D:C特化カプ・テテフのPFサイコキネシス(85〜102)を71.9%で2耐え
S:個体値31
◎構築単位で重いメガボーマンダやミミッキュを相手にする為、HBに厚くしました。
冒頭で構築の説明だけと言いましたが、一応自分なりの選出と立ち回りを書いておきます。
#選出
対カバマンダガルドコケコ
→ランドカグヤポリ2
対カバマンダガルドレヒレ
→カグヤゲンガーポリ2
対カバリザテテフ
→リザレヒレカグヤorリザカグヤポリ2
対754パ
→レヒレカグヤゲンガーorランドゲンガーカグヤ
対リザグロスミミガッサ
→リザランドカグヤ
#重いポケモン
バンギ、バシャ、ヒトム、ボルト、ニトチャ持ち最速リザY、エアスラリザY、モロバレル、フシギバナ
#この構築を使う上で考える事
選出画面でどのポケモンを通すか考えて、雑に使っていいポケモンを把握し、通すポケモンのHP管理を慎重に行う。
相手のポケモンに対しての役割を1体ずつ決めて、サイクル過程で裏を予想しながら、なるべく全対応を目指す。
サイクル構築は対面構築などと比べて、初手のポケモンをケアしやすく、サイクル過程で裏のポケモンを予想しながら立ち回れば、夢の全対応も出来ると思います。
しかし、アグロ的な相手(崩しが複数いそうな並び)にはどうしてもサイクルを回すことが難しいため、ゲンガーを入れた対面選出や、スカーフランドを絡めた受けと攻めのスイッチをする事も大切になってくると思います。
#立ち回りで意識する事
基本的にランドとゲンガーのHPは雑に使って良いが、先制技を持っているポケモンが居る時はHP管理を行う。
ゲンガーは初手に投げず、ランドの蜻蛉から安全に着地させる。
ゲンガーは2番目に出して1:1を取って、裏のポケモンで詰めるのが強い動き。
#後語り
シーズン序盤は、崩し性能・対面性能が共に高い、思念,雷P,アムハン,バレットの意地グロスに注目し、ランドレヒレと合わせて構築を作っていました。@3のポケモンは、グロス軸で重いガルドに後出しで勝てる悪Z毒身代わりゲッコウガとストッパーの襷ミミッキュ・崩し枠の鬼火ゲンガーなどをいれていました。
しかし、技外しが多かったり、リザ・レヒレが重く勝てなかったので、構築を練り直し、ランド+レヒレの並びは強かったので、これに対面構築に強い鬼羽リザXと、サイクルに強く鬼羽リザXとも相性が良い腹太鼓カビゴンを入れて構築を作り直しました。
しかし、これもマンダ・バンギが重かったので没になりましたが、鬼羽リザX+ランド+レヒレの並びは強いと思い、鋼枠と崩し枠の見直し、対マンダ軸へのメタを考えて、最終的にこの構築に辿り着きました。
そして、この構築を誰かと一緒に考えたいと思い、discordに貼ったところ、ひよぺんさんがこの構築を一緒に考えてくれました。放送や通話で立ち回りも教えて頂き、本当に感謝しています。
今期はシーズン終盤までWi-Fiがなかったり、最終日の1週間も用事があり、結局序盤に構築を作る為に潜ったのがほとんどで、あまり潜れず、最終日に19から潜りましたが、上には行けませんでした。
しかし、今期は意外な人や色々な人と通話出来て、個人的には良いシーズンでした。やっぱりポケモンは一人でやるよりも、色々な人と相談しながらやるのが良い(立ち回りや構築相談の大切さ・通話の楽しさなど)と、改めて感じました。
#最後に
ひよぺんさんが、最終日の前日に2100に乗ったときに流石だと思いました。
自分もいつかひよぺんさんみたいになりたいです。
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ハ丿ハ丿
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